交通事故である「逸失利益」とは?
交通事故において逸失利益という考え方があります。 この逸失利益とは何かですが、端的に書いてしまうと本来得られるはずであった利益のことですね。 つまり、交通事故によってケガをしてしまい入院となってしまうと、仕事をしている人の場合その分のお給料がなくなってしまいます。 このお給料のことが逸失利益となってくるのです。 この逸失利益に関しては補償されるようになっており、例えばですがコンビニを経営しているとして、駐車場にとまっていた車がいきなり突っ込んできて店舗経営ができなくなったとしましょう。 この時、休業せざるを得なくなってしまいますので、その分の補償が出るといった解釈となります。 簡単に言い換えてしまうと、休業補償といっても良いかもしれませんね。 もう1つ、交通事故によって後遺障害が残ってしまったという時にもこの逸失利益は計上されます。 後遺障害が残ってしまうことによって、それまで行っていた仕事が満足にできなくなってしまうこともあり、その場合は逸失利益が適用されるのです。 後遺障害が出ることで仕事が続けられなくなった、または仕事は続けられたがこれまでの部署とは違って給料の安い部署に配置転換になってしまったなどのケースが該当します。 つまり簡単に書いてしまうと、後遺障害が大きなものであればあるほど逸失利益は大きくなってしまうと考えておいて良いでしょう。 正確な算定方法もあるのですが、金額が解らなければ算定することはできませんので、その辺りは弁護士の人に任せてしまった方が良いかもしれませんね。