むち打ちとはどの様にしておこる?
交通事故で負ってしまう怪我の中でも、最も多いと言われるのがむち打ち症です。
しかし、むち打ち症と言っても首の怪我程度にしかご存じない人も多いでしょう。
ここではむち打ち症について、もう少し詳しく解説してみます。
むち打ち症とは正式には外傷性頚部症候群もしくは頚椎捻挫と呼ぶそうです。
つまり、首の怪我という認識で間違いはありません。
では、どうしてむち打ち症になるのかと言うと、これは事故を起こした時の衝撃によるものだと考えてください。
交通事故を起こした場合、自分が自動車に乗っているとすると、少なくない衝撃がきます。
この時、仮に後ろから衝突されたとすると、後ろから衝撃がきて身体は前に押し出されるような形になりますよね。
しかし、シートベルトをしていると身体は前にいかず、首だけが前にいってしまい、結果的にS字を描くように動いてしまうのです。
これがむち打ち症と呼ばれる原因です。
人間の頭部はかなりの重さがあり、それを支える首の骨は細いと言って良いでしょう。
そこに交通事故などで大きな衝撃を起こしてしまうと、むち打ち症のような症状を起こしやすくなってしまうのです。
むち打ち症の症状ですが、事故を起こしてすぐに出ることもあれば、事故後いくらか時間が経過してから発症することもあり、個人差がとても大きいのが特徴でしょう。
一般的な外科などではレントゲンをとることになるのですが、レントゲンでは異常がなくても症状が起こることもあるようです。
ですので、むち打ち症の症状を改善させるために整骨院で治療する人も少なくありません。